書籍

- 発売日
- 2005年08月12日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-64530-8
マクロ経営学から見た太平洋戦争
著者 | 森本忠夫著 《元・東レ経営研究所社長》 |
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主な著作 | 『特攻』(光人社NF文庫) |
税込価格 | 1,045円(本体価格950円) |
内容 | GNP比16倍の米国に対して戦いを挑んだ日本。国家経営の原則をわきまえず、自暴自棄の戦争を推進した昭和日本の思考様式を徹底究明。 |
開戦時の1941年、日米の経済格差は、GNP比にして約13倍、石油生産量は721倍に及んでいた。その大国に対して、総力戦を挑んだ大日本帝国の指導者たち。彼らはあの戦争にいかなる幻影を見たのか。「富国強兵」をスローガンとしていたものの、国の実力からしてそのこと自体が自己矛盾でしかなかった。自給自足な物的資源、効率的な経済制度などの前提条件を決定的に欠いていた日本は、「八紘一宇」という蜃気楼の旗印の下で、「貧国弱兵」への道を必然的に歩むことになったのである。泥沼化する中国大陸、自壊する陸海軍、「統率の外道(げどう)」としての特攻……。すべては国家経営の原則をわきまえない無謀な賭けだった。
当時、海軍の一航空隊員であったエコノミストが、戦時中の日米経済格差を生産力、輸送力、開発力などから徹底的に比較検証。矛盾に満ちた狂気の歴史を再照射する。日本はなぜ敗れたのか。戦後60年の節目に、改めて問い直す渾身の大作。
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