書籍

- 発売日
- 2007年01月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-65994-7
藤沢周平という生き方
著者 | 高橋敏夫著 《文芸評論家、早稲田大学教授》 |
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主な著作 | 『藤沢周平』(集英社新書) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 没後10年、いまだに絶大な人気を誇る藤沢周平が遺した「人間観」とは。デビュー前の新発見作品も踏まえ、晩年までの長編小説を追う。 |
人間関係の悩み、将来の不安、現状への不満……。表に出せずためこんだ負の感情を、人としずかに感じあい、うけいれ、いま一度むきあう。「鬱屈の交感」こそ藤沢周平から読者への贈りものだった。
人は喜びや楽しみ以上に、苦しみや悲しみでつながらねばならぬ。「ハッピーエンドが書けなかった」と語る独特の人間観は、つらくても生きようとする、ほの明るい意志を登場人物に吹きこんだ。
没後10年、心が鬱々として晴れない時代がゆえに読み継がれる藤沢周平。新たに発見されたデビュー前の諸作品から長編への跳躍の軌跡を語る。
[本書がとりあげるおもな長編作品]
獄医立花登手控えシリーズ(『春秋の檻』ほか)、彫師伊之助捕物覚えシリーズ(『消えた女』ほか)、用心棒日月抄シリーズ(『凶刃』ほか)、『蝉しぐれ』『逆軍の旗』『回天の門』『雲奔る』『よろずや平四郎活人剣』『風の果て』『市塵』『海鳴り』『三屋清左衛門残日録』『一茶』
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