書籍

- 発売日
- 2007年11月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-65999-2
マックス・ヴェーバーの哀しみ
一生を母親に貪り喰われた男
著者 | 羽入辰郎著 《青森県立保健大学教授》 |
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主な著作 | 『マックス・ヴェーバーの犯罪』(ミネルヴァ書房) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 気鋭の社会学者が新しいヴェーバー像を提示する。主著成立の背後に、不仲の両親に育てられ精神疾患に苦しんだ一人の人間の姿があった。 |
マックス・ヴェーバーは親に愛された子供とは言い難い。彼は不毛なままに、人生を走り続け、不毛なままに死んでいった。従来、彼の精神疾患の原因は、成功し過ぎた“父親殺し”の反動と理解されてきた。しかし本当にそうであろうか? 家族の前で父を弾劾し、その父が旅行先から遺体となって帰ってきた、ということで、人はその後二十二年もの間、精神疾患で苦しみ続けるであろうか。本書は従来の解釈とは全く異なる観点から、彼の精神疾患に光を当て、深い哀しみの理由を解きほぐす。鍵は、その苦しみのさなかに書かれた『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中に隠されている。資料の改竄やでっち上げまでしても書かざるを得なかった『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中に……。『マックス・ヴェーバーの犯罪』(第十二回山本七平賞受賞作)で衝撃をもたらした著者が、文献と想像力を駆使して、大胆かつ繊細に謎を解く。
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