孫子・勝つために何をすべきか
発売日
2003年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66063-9

孫子・勝つために何をすべきか

著者 谷沢永一著 《関西大学名誉教授》
渡部昇一
主な著作 <谷沢・主な著作>『人間通』(新潮社)
税込価格 586円(本体価格533円)
内容 競争社会を生き残るヒントは「孫子」にあり! 勝つための方法を徹底的に追求した兵法の智恵を、当代随一の両教養人が熱く語り尽くす。



 2500年を経ても、今なお、多くの人々に読み継がれる兵法書『孫子』。『孫子』が他の兵法書と異なり、後世の人々に大きな影響を与え続ける理由は、単なる戦争の技術にとどまらず、人間の心と行動を見据え、勝負の哲学にまで深められていることにある。

 本書は、『孫子』に影響を受けてきた二人が、過去の戦争や現代の政治・経済を題材にとりながら、勝つための方法を徹底的に論じ合ったものである。

 「すべての勝負はスピードが肝心」「部下をいたわりながらも、命令できるか」「情報収集に費用を惜しんではならない」など、二人が『孫子』から導き出した勝つための原理・原則は、読み手に多くのことを教えてくれる。

 人生はいついかなる時も勝負だ。そして勝負である以上勝たねばならない。しかし、戦争が力押しだけでは勝てないように、人生もまた戦術なくして勝つことはできないのである。大競争時代を生き抜く上でぜひとも読んでおきたい一冊である。