プロ野球 運命の出会い
発売日
2006年04月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66608-2

プロ野球 運命の出会い
男たちの人生を変えたもの

著者 近藤唯之著 《野球評論家》
主な著作 『運命の一球』(新潮文庫)
税込価格 713円(本体価格648円)
内容 人生でもプロ野球でも「運命の出会い」が人を変える。野村と古田、長嶋と王など「出会い」が紡ぎだした男たちの熱い人間ドラマを描く。



 それは必然だったのか、それとも偶然か――。男には、その後の人生を大きく変えることになる、「運命の出会い」というものが存在する。

 40年以上も続いた名将二人の戦い、三原脩と水原茂の“巌流島決戦”は、大学時代の対決がすべてのスタートだった。秋山幸司は、清原和博という甲子園のヒーローが入団してきたからこそ、天才的身体能力を存分に発揮するようになった。天才バッター・イチローは、球界屈指の名指揮官・仰木彬に出会ったがゆえに、持てる才能を開花させることができた。長嶋茂雄と王貞治は、同じ時期、同じ球団でプレーしたからこそ、ミスター・プロ野球と世界のホームラン王になった。野村克也のひと言があったからこそ、日本初のストッパー・江夏豊は誕生した。甲子園に行けなかったがゆえに、星野仙一は生涯最大の恩師、島岡吉郎監督と出会うことができた。

 男と男の出会いに纏わる熱いドラマを鮮やかに再現した20篇。

 文庫書き下ろし。