文珍の歴史人物おもしろ噺(ばなし)
発売日
2006年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66708-9

ご教訓付
文珍の歴史人物おもしろ噺(ばなし)

著者 桂文珍著 《落語家》
主な著作 『落語的学問のすすめ』(講談社+α文庫)
税込価格 692円(本体価格629円)
内容 聖徳太子、織田信長、秦の始皇帝、ナポレオン……。日本史、世界史を賑わした50人を文珍師匠が徹底分析した、大人のための歴史読本。



 やっぱり歴史はおもしろい! 歴史上の人物の一人一人に出逢って、その生き様や出来事を見てゆくと、現代を生きる我々にも大いに参考になる教訓がある。

 信長が本能寺で横死して、堺で物見遊山中の家康は、やっと俺の天下かと思ったが、駿河に逃げ帰るのがやっと……。今度は秀吉がチャンスをモノにした。「普通だと、これだけ運が悪いとメゲまっせ」と著者の文珍師匠は言う。ところがどっこい、その後、家康は秀吉が死ぬのを辛抱強く待って天下を手にし、3百年近くに及ぶ徳川政権の基礎を築いた。その時、家康は60歳過ぎ。「高齢化社会のお手本のような人です。中高年の皆さん、あきらめるのはまだ早いですよ」と教訓する。

 本書は、日本史、世界史を賑わした痛快な歴史人物50人を徹底分析。学校では教えてくれなかった魅力的な人物の裏話をおもしろ可笑しく解説。職場での会話、話のネタに効果抜群の歴史読み物。

 『痛快!歴史人物』改題。