笑顔は無敵だ
発売日
1999年11月29日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-68207-5

笑顔は無敵だ
プロレスを愛し、ファンを愛したジャイアント馬場

著者 吉川 良作
瀬野丘太郎絵
主な著作 <作者・好評既刊>『アンチ巨人にございます』(同成社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 プロレスのジャイアント馬場の物語。プロ野球での挫折、プロレスラーとしての苦難の日々をのりこえて栄光をつかんだ男のドラマ。



 今年の1月、61歳の生涯をとじたプロレスラーのジャイアント馬場を描く物語。 十六文キック、三二文ロケット砲、脳天唐竹割りなど、プロレスラーとしての派手なマットでの活躍とは裏腹に、ジャイアント馬場は物静かだったという。油絵を好み、周囲にも笑顔をたやさぬやさしさがあった。 ファンと後輩を大切にし、プロモーターとしても誠実な仕事をした。タレント活動や政界進出をすることもなく、晩年は前座の出番に甘んじ、試合前後の売店でプロレスグッズの販売をすることもあった。 「プロレスから離れるのは死ぬとき」とみずから言い、生涯プロレスの発展を願いつづけた人生であったといってよいであろう。 プロ野球での挫折、プロレスでの栄光と苦難のドラマを通して、多くのファンを元気づけたジャイアント馬場の「人間」を描く感動の一冊である。