つきまつりのよる
発売日
2002年08月09日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-68347-8

うさぎのロロ
つきまつりのよる

著者 正道かほる作
渡辺洋二絵
主な著作 うさぎのロロ かぜとびごっこ』(PHP研究所)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 満月の夜、鬼が出るぞといったお兄ちゃんをびっくりさせるために、うさぎのロロはこっそり外にあそびにいくことにきめました。



 うさぎの女の子ロロとおにいちゃんのランが登場する絵本。今回はお月見の晩、ロロが一人で野原に遊びに行き、踊りをおどっていた鬼たちにあいます。

 野原は月の光がいっぱいで、昼のように明るかったので、「あそびに行きたくなっちゃうね」とロロがいうと、「おまえ、夜がこわいんじゃないのか。夜中にあそんでいると、鬼がくるってさ」と、ランがからかいます。そこでロロはおにいちゃんをびっくりさせるため、一人で野原に出ました。

 ススキ野原は銀色にゆれて海みたいでした。ロロは楽しくなり、どんどん遠くまでいきます。気がついたら知らない森の中、広場で太鼓にあわせ踊っている鬼たちに出会います。ロロは最初は怖かったのですが、見ているうちにいっしょに踊りたくなって、こっそり踊りの輪の中に入ります……。

 ロロは鬼たちに解放され帰ってくるのですが、家の前には心配そうなランが待っていました。リズムのいい文で展開するかわいい絵本です。