書籍

- 発売日
- 2007年05月16日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-69253-1
誰も語らなかった中原中也
著者 | 福島泰樹著 《歌人》 |
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主な著作 | 『中原中也 帝都慕情』(NHK出版) |
税込価格 | 880円(本体価格800円) |
内容 | 夭折の詩人中原中也の葉書と肖像写真を新たに発見! 年少の友・高森文夫に打ち明けた心の懊悩とは。生誕百年に際して知られざる素顔に迫る。 |
中原中也の葉書と肖像写真が発見された。宛先は宮崎県東臼杵郡東郷村、高森文夫。「君がゐなくなって僕は全く淋しいことだ」。中也がこの若き友に語った心の懊悩とは。没後半世紀以上を経て明かされた、詩人の知られざる素顔とは。中原中也が高森文夫に出会ったのは昭和六年雪降る宵であった。以後二人の友情の蜜月時代が始まり、中也はたびたび孤独の胸の内を友に語っている。一方で、宮本武蔵の「独行道」、本居宣長『直毘霊』を探求し、さらには芭蕉の生き様に思いを馳せていた。高森へ独自の取材を試みた著者が、求道者としての中也像を浮き彫りにしている。中也は宮本武蔵が剣一筋で生きたように、詩一筋に真剣勝負で短い生涯を生きたのだ。また、中也と小林秀雄との交友はよく知られているが、小林の記念碑的集大成『本居宣長』にも、若き日の詩人との交流が糸をひいていたように思われてならない、と著者は語る。生誕百年目に際し、新説を大胆に唱えた渾身の評伝。
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