相棒
発売日
2008年01月11日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69702-4

相棒

著者 五十嵐貴久著 《作家》
主な著作 『交渉人』『Fake』(以上幻冬舎文庫)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 あろうことか、坂本龍馬と土方歳三がコンビを組み、将軍暗殺未遂事件の犯人探索に乗り出すことになった。果たして、その顛末やいかに。



 あの「坂本龍馬」と、宿敵である新選組の「土方歳三」がコンビを組み、幕末維新のオールキャストが周りを固める、スリルと感動のエンタテインメント長編小説である。

 大政奉還を間近に控えた京の都。そこに将軍・徳川慶喜の暗殺未遂事件が発生する。二条城に呼ばれ、老中からその犯人探索の密命を受けたのが、坂本と土方である。

 与えられた時間は、わずか二日間。二人は、時にいがみ合い、協力しながら、薩摩藩、会津藩、長州、高台寺党、岩倉具視などに当たっていく。やがて、試行錯誤の中から真相が見えてくる。

 将軍暗殺を企てた人物ははたして誰だったのか? そして、その後に起こる龍馬暗殺の真犯人は? その時に土方のとった行動とは?

 幕末の京の都を舞台に、各人各様の思惑がからみ、話はスリリングに進んでいく。そして最後には、感動のシーンが展開し、誰もが予想だにしなかった結末が待っている。まさに読者の心を躍らせてくれる一冊といえよう。