暴走国家・北朝鮮の狙い
発売日
2009年10月02日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69962-2

暴走国家・北朝鮮の狙い
「金正日後」に本当の危機がやってくる

著者 李英和著 《関西大学教授》
主な著作 『マンガ金正日入門(共著・翻訳)』(飛鳥新社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 金正日の後継者は? 北朝鮮はミサイルを日本の本土に着弾させるのか? 北朝鮮に最も通じる論客が、知りうるすべてを明らかにした一冊。



 独裁者・金正日が玉座を降りる日が、刻一刻と近づいている。改革開放路線を拒否して統制経済を続ける一方、核ミサイルの開発に莫大な資金を投じ、飢饉への対策を放置することで民衆を地獄に追いやってきた北朝鮮。国際社会の常識に背くような狼藉を繰り返しながら、なぜこの国は今日まで生き長らえることができたのか。2008年8月に金正日が脳卒中で倒れて以来、誰が北朝鮮の意思決定を司り、どのように政策を発動していたのか。さらに金正日亡きあと、後継指導者は日本や中国、アメリカにどのような姿勢で臨むのか。オバマ政権が訴える「核廃絶」のメッセージは、北朝鮮に通じるのか。そして日本にとって最重要事である拉致事件は何のために行なわれ、いかにして解決可能なのか。本書は20年近く北朝鮮問題の探究を続けた著者が、自らの危険を顧みず入手した一次情報を基にして、これらの疑問に答えるべく著した一冊。文字通り北朝鮮分析の集大成である。