インド細密画への招待
発売日
2008年08月18日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70116-5

カラー版
インド細密画への招待
歴史・宗教・文化を訪ねて

著者 浅原昌明著 《インド・ペルシャ細密画研究者》
主な著作 『インドの細密画を訪ねて(上・下巻)』(新風舎)
税込価格 935円(本体価格850円)
内容 美女が舞い、王が恋する――ヒンドゥー教やイスラムの影響を受けた緻密で華麗な作品の数々が教えてくれる、色鮮やかな神秘の世界。



 神々が戯れ、美女が舞い、王が恋する――豊饒の歴史が生んだ、知られざるインドの深奥。

 十六~十九世紀、インドの宮廷で栄えた細密画。そこには、神話や歴史、文学、音楽、折々の季節や自然が、色とりどりに描かれている。経典の写本にルーツを持つ細密画は、ヒンドゥー教やイスラム、ペルシャの影響を受け、王朝の興亡とともに多様な展開を経て、今もなお人々に愛されている。シヴァ神やクリシュナ神、歴代の王に華麗な美女、ラーマーヤナの伝説、花咲き乱れる楽園に息づく鳥や獣たち……一枚の絵が伝える、現代に息づく神秘と豊饒の世界。

 市井の研究者が長年の調査をもとに記した、日本ではまだあまり知られていない「インドの細密画」の入門書。豊富な図版とインドの風景が誘う、魅惑の異国の物語。