書籍

- 発売日
- 2008年06月23日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-70159-2
三島由紀夫とアンドレ・マルロー
「神なき時代」をいかに生きるか
著者 | 宮下隆二著 《評論家、詩人》 |
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主な著作 | 『イーハトーブと満洲国』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | ともに国際的な著名作家でありながら、対照的だった両者の生き方と思想。それを統合することで、混迷の時代に生きるヒントを提示する。 |
三島由紀夫とアンドレ・マルロー――。それぞれ国際的に著名な作家であり、美的鑑識眼という点においては同時代において卓越した感覚を有していた。しかも、多方面にわたる活動をしていたという点でも共通している。その二人が、国家ないしその属する社会の危機に際して、クーデターの機会に直面した。しかし、その関わり方は対照的であった。一方はクーデターを起こす側であり、もう一方は迎え撃つ側であった。一方は自殺的な死を遂げ、もう一方は勝利を収めて生き残った。
両者の距離を埋めることは、必ずしも本書の目的ではない。むしろ、一見対照的に見える二人の生き方と思想を照合していくことによって、何かを浮かび上がらせることを目的としている。それは、いまだ多くの人にとって謎に包まれている三島の死の意味について、新しい示唆を与えるのみならず、混迷の時代に生きる私たちに何事かを考えさせる縁(よすが)となるはずである。(本文より抜粋)
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