経済はナショナリズムで動く
発売日
2008年10月24日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70318-3

経済はナショナリズムで動く
国力の政治経済学

著者 中野剛志著 《経済産業省官僚》
主な著作 『国力論』(以文社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 グローバル化や自由貿易の背景にはいつもナショナリズムがあった――21世紀の日本経済を立て直すために、新しい理論を提唱する!



 ここ数十年、日本はグローバリズムという「幻想」のもと、構造改革を進めてきた。しかし、それこそが「亡国への道」であった――

 アメリカ発金融恐慌の様相をみせるなか、ジャーナリズムや論壇では、「グローバル化は終わる」という論調が出はじめた。しかし、実は「グローバル化」自体がナショナリズムから生まれたものであり、ナショナリズムこそが経済発展に欠かせない要素なのである。

 日本において「ナショナリズム」という語は、偏見や誤解に満ちている。しかし、「ナショナリズム」で世界が動いているのが現実である以上、日本はいち早く「ナショナリズム」を正しくとらえなおさねばならない。

 現役経済産業省官僚である著者が、現場での実体験と、従来から蓄積し続けた知識によって、日本ではいまだ馴染みのない「経済ナショナリズム」を提唱! これ以上国力を失わないため、さらに国家繁栄のために、日本の根底に据えるべき基本概念はこれである!!