諭吉の流儀
発売日
2009年05月11日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-70941-3

諭吉の流儀
『福翁自伝』を読む

著者 平山洋著 《静岡県立大学助教授》
主な著作 『福沢諭吉の真実』(文藝春秋)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 日本一その名と顔を知られた男、福沢諭吉。その豪快で魅力的な人柄や人生を伝える『福翁自伝』を読む、初めての解説書が誕生!



 諭吉の流儀――本書の題名は、自伝中の一節、「私は私の流儀を守って生涯このまま変えずに終わることであろう」によっています。福沢諭吉が生涯変えずにいた流儀とはいったい何なのか、それはこの本の中で明かされることになります。(まえがきより)

 日本一顔と名前を知られた男、福沢諭吉。その爽快で力強い生涯をご存知だろうか?

 悪さありいたずらありの幼少期から、笑いと学びに満ちた青年期、日本のキーパーソンとなった壮年期、そして、かけ抜けた人生をふり返り「愉快なことばかりであるが、人間の欲には際限のないもので、不平をいえばまだまだいくらもある」と話した老年期まで、人を惹きつけるエピソードがつまっている。

 そんな福沢諭吉が自らの人生を語り本になったのが、『福翁自伝』である。これまでは新訳を読むことでしか触れられなかったこの名著の、初めての解説本が『諭吉の流儀』である。福沢諭吉の人となり、そして魅力がつまった一冊。