最強の「国語力」を身につける勉強法
発売日
2009年07月13日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-77034-5

「漢検」だけでは鍛えられない!
最強の「国語力」を身につける勉強法

著者 谷沢永一著 《文芸評論家》
主な著作 人間の見分け方』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 難解な漢字がスラスラ読め、美しい日本語表現も身につく方法とは? 稀代の書誌学者が、国語が好きになる勉強の極意を披露!



 豊かな表現力を身につけたい人にお薦めの「虎の巻」は、『和語から引ける漢字熟語辞典』(東京堂出版)と、『分類語彙表』増補改訂版(大日本図書)。

 漢字の活きた使い方を習得するための「虎の巻」は、泉鏡花『高野聖』、夏目漱石『虞美人草』、芥川龍之介『鼻』、中島敦『李陵』『山月記』、大岡昇平『俘虜記』『野火』、開高健『フィッシュ・オン』『オーパ!』など。

 名文を書きたい人のための「虎の巻」は、河盛好蔵「イヤなやつ」、江戸川乱歩「悪人志願」、折口信夫「逍遥から見た鴎外」。

 そのほか、文章力を鍛えるヒント、説得力を身につける方法、ボキャブラリーを増やすコツ、慣用句・故事・ことわざの覚え方など、稀代の書誌学者がやさしく指南。

 過去に書かれた文章読本の名著リストや文庫解説目録の取り寄せ方も紹介。

 最後に、本を選ぶ際、書評は頼りになるか、文学賞受賞作品は読むべきか、といった点もアドバイス。