「正法眼蔵」の経営力
発売日
2010年06月23日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77928-7

「正法眼蔵」の経営力
仏道マネージメントのすすめ

著者 村山幸徳著 《経営コンサルタント、マインドズーム代表》
主な著作 『幸せをつかむ気の活かし方』(たま出版)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 道元の不朽の名著『正法眼蔵』は、ただの仏教書ではない、企業経営者にとって必須の心得を説いた「経営指南の書」なのだ。



 近代経営学に特徴的な「人を動かす」発想では、現実の企業経営はうまく行かない。いったい人はほんとうに操作できるのか。「操作主義」を超えて、人を管理し自由に動かしたいという考えから「自分が自由になる」、これを仏教では「空」という。己がどう動くかによって他の人々が連動するかどうかが決まる、これを「諸法無我」という。

 著者は「仏道マネージメントのすすめ」を説いて、国内・海外の企業家から絶大な信頼を集める経営コンサルタント。東洋思想に注目しはじめた現代経営学の最先端を紹介しつつ、いまこそ企業経営は道元禅師の名著「正法眼蔵」に帰れ、と主張する。

 仏教は一人ひとりにとって人生の指針であると同時に、経営幹部にとっては企業を繁栄に導く座右の銘である。リーダーは、一般社員に見えないものを見、聞こえない声を聞いて、「自己を忘れて」企業経営に没頭せよ。そのとき初めて、「万法すすみて自己を修証する」だろう。