クックル~ひかりのみち~
発売日
2010年05月06日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-78047-4

クックル~ひかりのみち~
白神(しらかみ)・縄文(じょうもん)の精霊(せいれい)たち

著者 あいはらひろゆき
下田冬子
主な著作 <あいはら・好評シリーズ>「くまのがっこう」シリーズ(ブロンズ新社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 縄文時代へタイムスリップしてしまった、私と弟。そこで、「クックル」となく、まんまるで毛がふさふさした生き物に出合ったのです。



 私と弟のあゆむは、川原でかくれんぼをしていました。あゆむが、穴にかくれたので、私も後をおって穴に入ると……。

 私とあゆむは、見たことのない森の中にいました。そこで私たちは、まんまるで毛がふさふさした生き物「クックル」と出合ったのです。クックルに案内され、つちぶきの家がならぶ村に連れていかれた私たちは、そこで暮らすことになりました。どんぐりや栗をとって食べたり、色んな形の土器をつくったり……。そんなある日のこと、「家に帰りたい」と言ったあゆむを私がしかると、あゆむはひとりでどこかへ行ってしまったのです。暗い森の中へあゆむをさがしにいく私の目の前には、クックルがつくってくれた「ひかりのみち」が現れました……。

 自然との共生により、何千年という期間を豊かに暮らしていた「縄文時代」の青森、白神山地。そこへタイムスリップした姉弟と、森の精霊「クックル」の心の交流を描いた、心温まるファンタジー。