わすれんぼっち
発売日
2017年08月21日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-78688-9

わすれんぼっち

著者 橋口さゆ希作
つじむらあゆこ絵
主な著作 <つじむら・好評既刊>『おねえちゃんって、もうたいへん!』(岩崎書店)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 メグちゃんは、黄色い傘「ぴかちゃん」をうっかり電車に忘れてしまい……。わすれものセンターの傘たちを舞台にした心あたたまる童話。



 黄色いカサの「ぴかちゃん」は、メグちゃんという女の子のカサで、名前はメグちゃんがつけました。ある日、メグちゃんは、ぴかちゃんを電車の中にうっかり忘れてしまい、ぴかちゃんは「わすれものセンター」行きとなってしまいます。

 わすれものセンターのカサたてには、黒いおじいさんカサや紫色のきれいなおねえさんカサがいて、ぴかちゃんの話し相手になってくれます。しかし、1週間以内に持ち主が現れないと、そこから隣りの大きな部屋に移され、その後は捨てられたり、リサイクル市場へ回されたりするということを知り、ぴかちゃんは不安でたまりません。

 しばらく経って、わすれものセンターにメグちゃんから電話が入り……。

 カサたちの会話を通して、仲間のありがたさや命の大切さを感じることができる、心あたたまる童話。

 日本児童文芸家協会主催のつばさ賞童話部門優秀賞・文部科学大臣賞受賞作品を書籍化。