20代からはじめる社会貢献
発売日
2011年06月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79432-7

20代からはじめる社会貢献
400社が支援した「社会起業」とは

著者 小暮真久著 《TABLE FOR TWO事務局長》
主な著作 『「20円」で世界をつなぐ仕事』(日本能率協会マネジメントセンター)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 食事代の一部(20円)をアフリカの学校給食支援に充てる運動を紹介。マッキンゼー出身の著者が、ビジネスとしての社会事業を考える。



 20代の若者のほうが、他の年齢層に比べ社会貢献に対する意識が高いという調査結果がある。その理由は本文に譲るとして、「自分のためだけにお金を使っても楽しくない」という若い人が増えているそうだ。若者の関心が、ビジネスで成功することから、国際問題や社会問題の解決にシフトしてきているとも。

 アメリカでは社会的事業で生計を立てる社会起業家がいまや当たり前で、エリートほどその傾向が高いという。本書は、食事代の一部(20円)をアフリカの学校給食に支援する社会貢献活動を紹介。社会起業家の仕事とは何か、どのような働き方なのか、課題は何か、といった観点からまとめられている。

 著者はマッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントやビジネスマンとして働いた後に、社会起業家として活躍する。本書を読めば、本音ベースの社会貢献活動を理解でき、世界の大問題の解決も「はじめの一歩」からはじまることが実感できるはずだ。