書籍

- 発売日
- 2011年07月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-79904-9
天空の帝国インカ
その謎に挑む
著者 | 山本紀夫著 《国立民族学博物館名誉教授》 |
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主な著作 | 『ジャガイモのきた道』(岩波新書) |
税込価格 | 792円(本体価格720円) |
内容 | 15世紀に南米大陸に誕生した広大な帝国インカとは何か。なぜ1世紀余りで突然滅亡してしまったのか。その大いなる謎に鋭く迫っていく。 |
インカ帝国を頂点とするアンデス文明の興亡の謎に挑む。
世界遺産のひとつマチュ・ピチュは、インカ帝国を代表する遺跡である。南米大陸最大の領土を誇ったインカ帝国は、多くの謎とロマンに満ちている。なぜアンデス高地という数千メートルもの高地にマチュ・ピチュはつくられたのか。この石造建築にみる驚異の石積み技術と、山を切り開くようにつくられた壮大な階段耕地は、訪れた世界の見学者を驚かせている。さらに、この地域は「栽培植物の宝庫」であり、ここを原産として世界に広がった作物はジャガイモやトマトやタバコや綿など、数十種にものぼる。そもそも、インカ帝国はなぜ突然に拡大発展し、急に滅びていったのか。
40年余りにわたり、この地を調査してきた民族学者である著者は、インカ帝国を滅ぼしたスペインたちの文献と、自らの調査結果から、インカの先住民たちの精神世界に思いを馳せる。スペイン人たちが異端とみなした、「異形の神々」ワカ信仰こそが多くの謎を解く鍵であると確信し、本書を著す。
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