書籍
- 発売日
- 2012年04月18日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-80407-1
「ゴミ」を知れば経済がわかる
著者 | 瀬戸義章著 《ジャーナリスト》 |
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税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 「ゴミ」とは経済活動の結果そのものである。「何が必要なのか」を根本から考えるヒントを与える、新しい視点によるノンフィクション。 |
経済を考えるのに、なぜ「ゴミ」が必要なのか。それはゴミというものが「仕入れ値ゼロ」の「究極の資源」だからだ。新製品や埋蔵資源しか目に映らない人にとって、21世紀の経済は成長の限界という壁に突き当たっている。しかし、この世界にはもう一つの経済がある。それは「今あるもの」を使う経済である。リサイクルや環境という言葉が浸透する前から、人間は「今あるもの」を活用して生きてきた。その生活がいまも残っているのが、フィリピンやタイ、ベトナムやインドネシアなど東南アジアの国々である。この地域では中古品の再販売からオークション市場、さらには「ゴミ銀行」まである。東南アジアを遠くの世界として見ていた人々も、「3・11」で目が覚めた。東日本でわれわれの目の前に広がったのは、あたかも東南アジアのような、ゴミとがれき、「不用品」と「必要なもの」の区別が消えたかのような世界だった。現地を足で歩き、見た新時代の経済ルポ。
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