日本史のなかのキリスト教
発売日
2012年11月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80884-0

日本史のなかのキリスト教

著者 長島総一郎著 《経営コンサルタント》
主な著作 『人類の大ロマン イエズス・キリスト』(聖母文庫)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 フランシスコ・ザビエルによるキリスト教の伝来は、その後どのような苦難の道を辿るのか。聖者たちにスポットを当て教義と足跡を追う。



 鎖国のなかで命を危険にさらしながら、布教活動を行なった人たちは何を見たのか?

 命を失うことになるかもしれないと知りながら来日する宣教師たち。キリシタン禁制、厳格な鎖国のなか懸命に布教を行なう外国人たちが後を絶たなかった。

 日本に初めてキリスト教の種をまいた聖フランシスコ・ザビエルやその影響から洗礼を受けたキリシタン大名、日本二六殉教者……キリシタン弾圧の時代にあっても、じっと耐える強い信仰心は驚嘆に値する。

 「有限の苦しみと永遠の幸せ」を信じて、健気に天の神への忠誠を誓う。当時は恐れられていたハンセン病患者や、障がい者に対する厳しい差別があるなかで、信者たちは積極的に弱者に寄り添い、生涯を捧げていった。

 本書は、日本の歴史を辿りながら、有名な人物から市井の人々にまで広く焦点を当てていく。日本史のなかで輝き続けるキリスト教について人物を中心に広くとりあげた解説書。