書籍

- 発売日
- 2014年03月20日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-81553-4
武士の原像
都大路の暗殺者たち
著者 | 関幸彦著 《日本大学文理学部教授》 |
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主な著作 | 『敗者の日本史―承久の乱と後鳥羽院』(吉川弘文館) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 頼光(らいこう)、利仁(りじん)将軍、一寸法師、俵籐太(たわらとうた)――お伽草子の英雄物語から読み解く「王朝武者」たちの実像。 |
大江山(おおえやま)の酒呑(しゅてん)童子を退治した頼光(らいこう)、奥州蝦夷(えぞ)征伐を果たした田村麻呂(たむらまろ)、新羅(しらぎ)遠征の途上客死した利仁(りじん)将軍、平将門を討ち取った俵籐太(たわらとうた)――数々の伝説にいろどられていた「王朝武者」たち。お伽草子や説話文学の英雄物語から、彼らの知られざる実像を読み解く。
本書には、平清盛も源頼朝も登場しない。「鎌倉以前」の兵(つわもの)たちが、世間からどう認知され、どう生きたか。そこには「王朝」という言葉から連想されるロマン的気分とは、異なる世界が宿されている。
本書は「武士の原像」を王朝武者にさかのぼって探る野心的な試み。都鄙(とひ)往還のなかにルーツを求め、あるいは「暗殺の上手」として、あるいは「智恵ある者」として、中世武家社会を準備した兵たちの素顔を明らかにする。征夷大将軍とは異なる「武士の嫡流」があり得たのかもしれない。
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