意識力
意識が変われば人は大きく成長する。ヤクルトで三度の日本一、日本代表主将を務めた著者が、気づきを与えて人を動かす方法を著す。
- 税込価格
- 836円(本体価格760円)
- 発売日
- 2014年03月14日
- 判型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-81645-6

Content
著者の宮本慎也さんは、19年間の現役生活で2000本安打と400犠打をともに達成した唯一のプロ野球選手です。また、ヤクルトスワローズのリーダーとして三度の日本一を成し遂げ、アテネ五輪などで日本代表キャプテンを務めた球界を代表する名プレーヤーです。
そんな著者が常に心がけているのは「意識が変われば、人は大きく成長する」ということです。宮本さんは大学時代に、練習中サボっていたと勘違いされ、監督から「お前は言い訳ばかりだ。失敗は認めるからこそ、反省して次に進める」と叱責されました。その時、他人に責任を転嫁することで自分の小さなプライドを守ろうとしていたことに気づきました。「失敗を取り返せるのは自分しかいない。ならば潔く反省し、ミスの原因を突き詰めて、前に進もう」と気づいたと言います。
著者は、2013年の引退会見で「好きで始めた野球が、プロになった瞬間に仕事に変わった。よく野球を楽しむというけれど、1回も楽しんだことはなかった。19年間、仕事として真剣に向き合ってこられたのが、誇れる部分だと思う」と語りました。
プロ野球選手としては身体が細かった著者が仕事としての野球に取り組む中で心がけていたのは、「小さな気づき」をたくさんもつことでした。意識を高く持ち続けることとも置き換えられます。練習でのちょっとした意識の違いがプレーを変える。もっと言えば、日常生活の中での意識が試合中のプレーに影響することだってある、と考えました。
その「気づき」をチームリーダーとして生かすために、いかにヤクルト、日本代表のキャプテンとして奮闘してきたかも初めて明らかにされます。
宮本さんは自らを「超マイナス思考、まずは最悪の事態を想定して考え始める」と言います。アテネ五輪時、長嶋監督からキャプテンの指名を受けた時、「周りは自分より有名な選手ばかりだ。誰も俺の言うことなんか聞かないんじゃないか」と夜も眠れなくなったそうです。その時の著者を支えたのは「日本代表に対する強い気持ち」と代表に選ばれたものの試合に出れない選手たちが率先して打撃投手やブルペン捕手をしてくれている姿でした。
本書は、野球ファンの方はもちろんですが、新社会人、組織で奮闘するリーダークラスの方々も共感をもって読める一冊です。
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