書籍

- 発売日
- 2014年04月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-81797-2
木材・石炭・シェールガス
文明史が語るエネルギーの未来
著者 | 石井彰著 《エネルギーアナリスト》 |
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主な著作 | 『エネルギー論争の盲点』(NHK出版新書) |
税込価格 | 858円(本体価格780円) |
内容 | 歴史をひもとき、エネルギーの原理を考えれば、再生可能エネルギーが環境に悪いのは明らか。文明史からエネルギーの未来を読み解く。 |
養老孟司氏も納得! 「昔も今も、再生可能エネルギーが環境破壊を進めることがよくわかる」
幕末の時代、日本の国土のなんと4分の1近くが、完全な裸地か荒れ地であったと推測される。薪(たきぎ)や炭焼きなどのために木を伐り尽くしてしまったためだ。西欧では木材の利用により原生林がすべて消滅した。森林という再生可能エネルギーの過度の利用が、大規模な環境破壊をもたらしたのである。
現在のCO2負荷が少ない太陽光発電なども、フローの太陽光エネルギーを利用するという点では薪炭の利用と共通しており、化石燃料に比べエネルギー効率が非常に低い。ゆえに生態系に大きな影響を及ぼす大規模な開発が必要条件となる。そもそも、地球温暖化の原因がCO2ではないという信憑性が高い学説もある――。
歴史と原理に基づきエネルギーの現実を語り、シェールガスや新技術が変える未来を見通す。
<本書の内容>◆崩壊したヨーロッパの「木の文明」/◆水車が産業革命の先駆/◆知られざる風力発電史/◆ヒート・アイランド現象を促進させる太陽光発電/◆シェールガスが国際政治に与える影響/◆再生可能エネルギーよりも二酸化炭素削減効果が高い、化石燃料利用技術の革新/◆なぜ「石油の世紀」は終わったのか/◆電気自動車が主流になる可能性は非常に低い/◆全球観測では温暖化現象は止まっている/◆本当のグリーン・エネルギー――間伐材と廃棄物利用の効用◆日本のベストミックス・シミュレーション
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