書籍
- 発売日
- 2014年03月18日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-81802-3
人体に危ない細菌・ウイルス
食中毒・院内感染・感染症の話
著者 | 小林一寛著 《大阪府立公衆衛生研究所感染症部長》 |
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税込価格 | 1,034円(本体価格940円) |
内容 | 顕微鏡でしか見れないミクロの生き物としての微生物。O157から突発的なSARSまで、食べ物と日常生活、感染症と微生物の話。 |
姿が目に見えないからと言って、微生物すべてが怖い存在ではありません。私たちの人体そのものの安全が人体常在菌によって守られているのですから。むしろ、人間の力や医学を過信して、細菌やウイルスの反撃に遭っているのかもしれません。
本書は、いま食や医療の最前線で、微生物たちの振る舞いがどうなっているのか、読者のみなさんと一緒にみていきたいと思って、書かれたものです。食中毒や感染症が大きなテーマですが、様々な抗生物質に対して耐性をもつ多剤耐性菌の存在は見逃すことができず、院内感染の話題も取り上げました。
炭疽菌・ボツリヌス菌・カンピロバクター・腸炎ビブリオ・O157・ノロウイルス・日和見感染・菌交代症・ネコひっかき病・オウム病・ダニが媒介する新種の感染症・野兎病・鳥インフルエンザウイルス・SARSコロナウイルス……
味方であった人体常在菌が襲ってくる場面を、私たちはいま目撃しているのです。身近な食べものである卵が、安全なものと言えなくなっています。身近なペットからも危ない菌が出ています。ミクロの侵入者たちを徹底解剖します!
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