ドアラの愛した硬式
発売日
2014年05月19日
判 型
A5判変型並製
ISBN
978-4-569-81925-9

ドアラの愛した硬式
きおくにございません

著者 ドアラ著 《中日ドラゴンズマスコットキャラクター》
主な著作 ドアラのひみつ』、『ドアラのへや』(PHP研究所)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 あの男が帰ってきた! 今年で20周年のドアラが来し方行く末を振り返る。骨折や年俸ダウンにも負けず、名古屋の各地へお邪魔します。



 名古屋を代表するプロ野球(硬式)のマスコットキャラクター、ドアラ。名古屋市に出現して20周年を記念し、5年ぶりの“著書”が登場します!

 ネットから人気が爆発し、その名前を全国区としたドアラ。しかし、消滅の危機や、2度の手術(下半身と指の骨)をも乗り越えつつ、不動の人気を獲得したという過去があります。

 本書はなんと! そんな苦労や喜びに満ちた20年間の思い出を振りかえ……らないのです! なぜなら、ドアラから出る言葉は「きおくにございません」「過去は振り返らないタイプ」ばかり。

 けっきょく20週年記念作品は、“いつものドアラ”が満載の一冊となりました! しかも、よりドアラ濃度の高い一冊です(当社比・推計)。

 

 本書では、ふだんは見えないドアラの姿が、ドアラの筆によって明らかにされていきます。「偉くなった?」「実は沖縄に住んでいる?」「ドアラに会える場所は?」「GMや選手との関係は?」「読んでいる本は?」など、ドアラ独特の筆致で語られていきます。

 加えて、これまで明かされなかったドアラ“先生”の原稿執筆風景や生原稿までも公開。

 それだけは終わりません。ドアラの取調室でドアラ警官が、そしてドアラ美術部ではドアラ先輩が登場! あまつさえ、ドアラがみそかつまで食べる始末!

 さらに驚くことに、幼稚園にドアラが訪れたかと思えば、女子校にまでドアラが出現する事態に!

 ドアラ満載、ファン待望の一冊であることは間違いありません。

 注……ドアラは生年・出身地ともに不詳であり、本人も「記憶にない」と言っているため、「誕生」ではなく、「出現」20周年となります

 (以下、著者プロフィール)

 ドアラ(どあら)

 中日ドラゴンズのマスコットキャラクター。生年、および生誕地は不詳。

 1994年3月にナゴヤ球場に出現。現在、愛知県名古屋市に在住在勤。

 中日ドラゴンズの本拠地がナゴヤ球場からナゴヤドームに移転する際に、新キャラクター「シャオロン」が登場。たちまちドアラ消滅の危機に立たされるも、一部ファンからの「かわいそう」の声により辛うじて残留。

 2007年頃からインターネットの動画投稿サイトを通じてその人気に火がつき、野球を知らない層までもがドアラの名前を知ることとなる。

 著書の発表、CDデビューなど、異例の人気者ぶりが全国的な話題となった。

 傍若無人、自由すぎるなどと評価されるが、下半身の疾病、中指の骨折と近年に二度の手術を経験し、体を気づかうようになりつつある。

 2013年には財布を紛失。

 著書に『ドアラのひみつ』(2008年)、『ドアラのへや』(2009年)、『コアラ坂』(2012年、電子書籍)がある(すべてPHP研究所刊)。2014年、電子連載エッセイ『さいふをなくした(全4回)』(PHP研究所)も発表した。