どうぶつたちの贈り物
発売日
2016年01月27日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82793-3

どうぶつたちの贈り物

著者 小川洋子/鹿島田真希/白河三兎/似鳥鶏/東川篤哉著
主な著作 <小川・主な著作>『博士の愛した数式』(新潮社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 動物がペンネームに隠れている作家が、その動物たちをテーマに短編小説を書き下ろし! ミステリーから泣ける作品まで5作品を収録。



 ペンネームに「動物」が隠れた作家たちが、それぞれの「動物」をテーマとして書き下ろした短篇小説集。

 嵐の夜に海からやってきた羊や、男子大学生の心を惑わせる鹿、偽占い師がさがしている兎、なぜか体中が傷だらけの鶏、関西弁で事件を解決する馬――“アニマルな作家”たちによる異色の競演!

 

 「馬の耳に殺人」(東川篤哉)深夜に疾走する馬が目撃された翌朝、不審な死体が発見された。

 「幸運の足跡を追って」(白河三兎)占い師のフリをすることになった引きこもり少女と、居候で毒舌のフランス人青年が、失踪した兎の行方を追う。

 「キョンちゃん」(鹿島田真希)“キョンちゃん”に素敵な人を紹介してほしいと、女友達から相談された“俺”は、親友の山野を会わせることにしたが……。

 「蹴る鶏の夏休み」(似鳥鶏)「白いカラス」が現れたという同級生の家を、校内新聞の取材で訪れた加古川と飛田は、思いもよらぬ事件に巻き込まれる。

 「黒子羊はどこへ」(小川洋子)嵐の晩に難破船から現れた二匹の羊が生んだのは、漆黒の子羊だった。