松下幸之助 ものづくりの哲学
発売日
2017年06月12日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-83621-8

松下幸之助 ものづくりの哲学
どんな時にも、道はある

著者 谷井昭雄著 《パナソニック(株)特別顧問》
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 技術者出身の松下電器元社長・谷井氏。事業部長時代の松下幸之助氏との実話を交え、日本型製造業の「ものづくりと人づくり」の実践を語る。



 松下幸之助は、「経営の神様」であると同時に「ものづくり」の天才でもあった――。本書では、著者が松下幸之助から直接受けた薫陶を紐解くとともに、松下電器がどうものづくり、人づくりを行なってきたのか、その強みを明らかにしていく。技術者出身のパナソニック元社長である著者は、若かりし頃、松下幸之助にこんな言葉をかけられたという。

 「きみ、商品を抱いて寝たことがあるか」「品質管理よりも重要なのは、人質(じんしつ)管理やで」

 こうした幸之助の哲学が「松下のものづくり・人づくり」の凄みの根幹を成している。また、世に言う「VHS戦争」の際の松下幸之助の決断や、著者自ら経営者として困難をどう乗り越えたか、経営者に必要な3つの資質とは――といった考察を通し、リーダーに求められる器を考える。ものづくりに携わるすべての人や、人づくりに悩むリーダーにぜひ読んでほしい。