身体の聲
発売日
2019年03月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-84280-6

身体の聲
武術から知る古の記憶

著者 光岡英稔著 《武術家、日本韓氏意拳学会会長、国際武学研究会代表》
主な著作 『退歩のススメ(対談:藤田一照)』(晶文社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 頭脳労働偏重・テクノロジー依存の現代社会で、武術の考え方を通じて、身体の聲に耳を傾け、生きる力と自信を取り戻すヒントを伝授!



 本書で紹介されている、この人間の根源的探究があって、「光岡英稔」という真に稀な武術家が存在している。――武術研究者 甲野善紀氏推薦

 「米5俵、300キロを担げた昔の農婦」「500キロ歩いた旧制中学校の修学旅行」――

 現代では信じられないような身体観が、かつては“常識”だった。

 本書では、「人力で全て行っていた時代と今の生活様式による身体観の差」や「西洋と東洋の身体観の違い」等を解説。現代は情報や知識のつめこみによる頭脳労働が増え、身体を用いなくても生きられる社会であり、「根本的な自信のなさと不安は現代人の身体観の特徴」と分析する。全てをコントロールしようとするテクノロジーに依存した社会で、私たちはいかに生きればよいのか。武術の考え方を通じて、自分の身体に目を向け、耳を傾け、身体が何を語ろうとしているのかを知ることで、「これから」を生きる力と自信の取り戻し方を伝授する。

 著者、待望の単著。