60歳を超えたら「やせるな危険」
発売日
2019年05月28日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-84304-9

60歳を超えたら「やせるな危険」

著者 新開省二著 《東京都健康長寿医療センター副所長》
主な著作 『死ぬまで介護いらずで人生を楽しむ食べ方』(草思社)
税込価格 1,595円(本体価格1,450円)
内容 痩せている60歳以上は太っている人よりもボケ、寝たきりのリスクが高く、寿命も短いことが判明。人生の質を維持するための食事とは。



 これまでの医学では、太ることのリスクが強調されてきました。しかし、太り過ぎと同様、痩せ過ぎにも健康上のリスクがあります。著者のグループの研究により、太っている人よりも痩せている人の方が、寿命が短くなる傾向があることがわかってきました。意外なことに、最も長生きするのは、「標準よりも少し太い人」なのです。また、痩せている人は、認知症や寝たきりになるリスクが高いといえます。本書ではこのような、痩せていることのリスクについて、わかりやすく説明します。

 さらに、痩せている人におすすめの食事の摂り方を解説し、かんたんで栄養たっぷりのレシピも紹介。最後に、著者のグループが取り組んでいる、東京都大田区でのフレイル(老化、虚弱)予防のしくみづくり「大田区 元気シニア・プロジェクト」が予想以上の成果を挙げたことを述べ、効果があった取り組みについて解説します。