関ヶ原合戦は「作り話」だったのか
発売日
2019年09月13日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-84371-1

関ヶ原合戦は「作り話」だったのか
一次史料が語る天下分け目の真実

著者 渡邊大門著 《歴史学者》
主な著作 戦国武将の「闇」100のミステリー』(PHP研究所)
税込価格 990円(本体価格900円)
内容 激戦の末、裏切りで勝敗が決したとされる関ヶ原合戦は虚構だった? 一次史料をもとに最新研究が明らかにした天下分け目の真実とは。



 豊臣秀吉の死後、天下を窺う最大の実力者・徳川家康。一方、石田三成は豊臣政権を守るため、上杉家の直江兼続とともに東西から家康を挟撃する策を練り、反家康の諸将を糾合する。かくして慶長五年(一六〇〇)九月十五日、美濃関ヶ原において東西両軍が激突する天下分け目の戦いが行われた……。

 関ヶ原合戦の経緯や戦いの様相は、小説やドラマなどで度々描かれ、よく知られている。が、それらの多くは後世に記された二次史料がもとであり、史実かどうかは疑わしい。本書は、同時代の一次史料をもとに関ヶ原合戦を再検証する。三成と兼続の東西挟撃策はあったのか。直江状の真偽は。小山評定は行われたのか。三成や大谷吉継は、なぜ決起したのか。毛利輝元の真意はどこにあったのか。小早川秀秋はいつ寝返ったのか。そして徳川家康は、最初から天下を狙っていたのか……。これまでの通説を完全に覆し、関ヶ原合戦の真実の姿を世に問う画期的な一冊である。