書籍

- 発売日
- 2021年03月16日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-84905-8
つながり過ぎた世界の先に
著者 | マルクス・ガブリエル 著/大野和基 インタビュー・編/髙田亜樹 訳 |
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主な著作 | 『世界史の針が巻き戻るとき』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,056円(本体価格960円) |
内容 | 「危機は倫理的進歩をもたらす」「SNSは異なるアイデンティティを押し付ける」――世界が注目する哲学者がコロナ以後の世界を見通す。 |
「COVID-19の蔓延により、おそらく人類史上初めて、世界中で人間の行動の完全な同期がみられた」と哲学者マルクス・ガブリエルはいう。人々が一斉に倫理的な行動をとったことは、資本主義の行方にどのような影響を与えるのか。本書ではさらに、「国と国とのつながり」「個人間のつながり」「経済活動のつながり」を読み解き、終章で改めて個人の生のあり方を見つめ直す。
「新実在論」「新実存主義」「新しい啓蒙」と次々に現代思想を刷新する旗手が、新しい時代のビジョンを示す一冊。哲学者は、徹底した抽象的思考を行うことで、総合的で普遍的なビジョンを提示することができる存在である。ならば、ガブリエルは本書で、哲学者がなすべき仕事をしっかりと果たしたといえるだろう。
【目次より】
・ロックダウンと『リヴァイアサン』/・危機は倫理的進歩をもたらす/・統計的世界観による幻想/・政治家が正しい判断を下すためには、何が必要か/・日本人はなぜ先進国の中で最も孤立しているのか
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