データ立国論
発売日
2021年03月16日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-84930-0

データ立国論

著者 宮田裕章著 《慶應義塾大学医学部教授》
主な著作 『共鳴する未来』 (河出新書)
税込価格 990円(本体価格900円)
内容 テクノロジーの力で停滞と分断を乗り越えよ! 各種メディア注目のデータサイエンティストが語る「新しい民主主義」のグランドデザイン


●今こそデータの力で、日本の「停滞と分断」を乗り越えよ!
●新しい民主主義の形をつくる「データ共鳴社会」のグランドデザイン

 昨今データを活用した社会の在り方が各所で議論されているが、中央集権的なディストピアの到来を危惧するなど、不安の声も根強い。

 しかし、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」などに携わり、データサイエンティストとして科学を駆使した社会変革に挑む著者は、データは「価値=貨幣」というこれまでの大前提を覆し、多様な価値が交換可能になる「産業革命以来の大変化」をもたらすと言う。

 したがってむしろデータは、人々を経済合理性至上主義から解放し、多種多様な価値観が共存する「新たな民主主義の礎」を築くと語る。

 そこで本書では、この「データ共鳴社会」の未来図について、様々な事例をもとに解説。読めば、ポスト資本主義における、データ社会のグランドデザインが見えてくる!