近代の終わり
発売日
2021年12月14日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-85115-0

近代の終わり
秩序なき世界の現実

著者 ブライアン・レヴィン/カート・アンダーセン/イワン・クラステフ/ジョージ・フリードマン/アダム・トゥーズ/ヴァレリー・ハンセン/ジョージ・エストライク/デイビッド・ファリアー 著、大野和基 インタビュー・編
主な著作 未完の資本主義』(PHP研究所)
税込価格 1,023円(本体価格930円)
内容 ファンタジーランド、ヘイトクライム、AI兵器…世界の識者が、コロナ禍以降、新たな人類の脅威となるテーマについて警鐘を鳴らす。


●階級対立、陰謀論の拡散……表出し始めた「世界の歪み」の数々
●「近代を象徴するシステムの終焉」が意味するものとは?
●8人の碩学に問う、人類を取り巻く残酷な未来と現代への警鐘!

 

  新型コロナウイルス感染症は、世界にさまざまな歪みをもたらしている。各国政府による大規模な財政出動は、富める者と貧しい者の格差を再拡大させ、医療の専門家による感染対策の提言は、経済、社会活動への配慮が不十分だと受け止められ、人々の不満を強める結果となった。

 先のみえない不安のなかで、偏見、ステレオタイプによる暴力的行為が蔓延し、荒唐無稽な陰謀論が拡散されている。グローバリゼーションや資本主義、自由政治といった近代を特徴づけてきた制度は、はたして今後も続くのか。8人の碩学に問う、人類を取り巻く残酷な未来と現代への警鐘。