大転換の日本史
発売日
2025年04月11日
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判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-85873-9

10人の英傑が「この国」を変えた
大転換の日本史

著者 出口 治明著
主な著作 世界史・10の「都市」の物語』(PHP研究所)
税込価格 2,640円(本体価格2,400円)
内容 今の日本を作りあげたのは誰か。知の巨人・出口治明が最新研究を踏まえて選んだ、蘇我馬子から吉田茂までの10人を語る興奮の一冊。



 今の日本の生みの親は持統天皇、阿部正弘の「開国・富国・強兵」構想とそれを実行した大久保利通、戦争に負けて外交で勝った吉田茂……だから、歴史は面白い!

 歴史の流れを振り返ると、多くの国に大転換が訪れる歴史の曲がり角がありました。そしてその曲がり角に立っていた人物が、どの国にも存在しました。日本におけるそのような人物として次の十名を選びました。

 蘇我馬子、持統天皇、藤原良房、白河法皇、平清盛、足利義満、織田信長、阿部正弘、大久保利通、吉田茂(豊臣秀吉を入れるかどうか、ずいぶん悩みました)。

 日本史の世界は近年になって、多くの新資料の発見や新たな発掘調査もあって、歴史的な事件や登場人物について、その評価が変化しています。そのような研究結果も検証しつつ選択した十名です。さらに、次の諸点も考慮に入れながらの人選でした。①世界に対して広い視野を持っていたか、②経済を重視する姿勢を持っていたか、③その上でリーダーとしての手腕はどうであったか。以上の三点です。

 お読みいただいて、現代の世界のリーダーたちや、日本の政治家たちを見つめなおしていただく、機会になれば幸いです。(本書「はじめに」より)