日本海軍 失敗の本質
発売日
2025年07月15日
概ね、この2日後に書店店頭に並びます
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-85957-6

日本海軍 失敗の本質

著者 戸高 一成著 《呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長》
主な著作 [証言録]海軍反省会 シリーズ』(PHP研究所)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 太平洋戦争の終結から80年――これまで語られてこなかった日本海軍の“闇”に、戦史研究の第一人者が光を当てる。海軍本の決定版!



 慢心、隠蔽、虚偽の報告……。

 太平洋戦争において日本海軍が抱えていた「本質的な問題」とは何か。

 大和ミュージアムの館長であり、菊池寬賞も受賞した海軍史研究家が後世に残す、戦後80年の総決算!  本邦初公開の写真も収録。

 (目次より)
●序章 昭和海軍と太平洋戦争――日本には何が足りなかったか
●1章<真珠湾奇襲(昭和16年12月)の舞台裏>昭和海軍の誤算――なぜ開戦を止められなかったか
●2章<セイロン沖海戦(昭和17年4月)>敗北の序章――英国艦隊に完勝の陰で看過された「失敗」
●3章<珊瑚海海戦(昭和17年5月)>見落とされた海戦――この「失敗」を戦訓にできなかった昭和海軍
●4章<ミッドウェー海戦(昭和17年6月)>隠され続けた事実――日本海軍大敗の要因は何か
●5章<蒼海に眠った異質の司令官>山口多聞と日本海軍――なぜその進言は「ノイズ」となったか
●6章<連合艦隊司令長官の光と影>山本五十六と昭和海軍――活かされなかった軍政家としての能力
●7章<ルンガ沖夜戦(昭和17年11月)>日本海軍の体質――完勝の裏側に見てとれる負の側面
●8章<マリアナ沖海戦(昭和19年6月)>打ち消された「絶対国防圏の死守」――問われるべき三つの敗因
●9章<敗北の司令官の実像>小沢治三郎と昭和海軍――マリアナ沖海戦の指揮をどう評価すべきか
●10章<レイテ沖海戦(昭和19年10月)>史上最大にして最後の海戦――「負け方」を知らなかった日本の敗北
●11章<沖縄特攻(昭和20年4月)>昭和海軍「最後の汚点」――戦艦大和はどう使われるべきだったか ほか