細胞って何だろう?
発売日
2025年06月10日
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判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-88222-2

細胞って何だろう?
生命のひみつをさぐろう

著者 小林 武彦監修 《東京大学定量生命科学研究所教授》
主な著作 『生物はなぜ死ぬのか』(講談社現代新書)
税込価格 3,850円(本体価格3,500円)
内容 人体は、約200種類・37兆個の細胞でできています。生命活動をささえる細胞のしくみ、はたらきと不思議な能力をさぐります。



 人体は、約200種類・37兆個の細胞でできている

 人体は、たった1つの細胞(受精卵)が分裂・分化してできた、約200種類、37兆個の細胞でできています。生命活動をささえる細胞のしくみとはたらきを解説するとともに、プログラムされた自死(アポトーシス)、どんな細胞にでもなれる全能性幹細胞など、細胞の不思議な能力から生命のひみつをさぐります。

 第1章 細胞とは?

 生物とは何か? 細胞とは何か?/細胞の構造/細胞のはたらき(エネルギーをつくる/タンパク質をつくる)/細胞の発見

 第2章 細胞のふしぎ

 ヒトの細胞がつくられるしくみ/世界に1つだけの細胞の誕生/1つの細胞が人体をつくる/細胞は自分でふえる/分裂しない細胞、分裂の限界/いつまでもふえる細胞がある/細胞の死と老化/細胞のプログラムされた死/細胞間のコミュニケーション/多能性幹細胞とは?

 第3章 人体のおもな細胞とそのはたらき

 肝臓、心臓、腎臓の細胞/皮膚や小腸・胃の上皮細胞/血液の細胞(赤血球・血小板/白血球)/神経細胞/筋肉の細胞

 ■もっと知りたい! ATP製造のプロセスと多様な生物での活用/植物の細胞/地球最初の細胞の誕生/遺伝子と遺伝の多様性/遺伝子のオン・オフスイッチ/DNAの複製にはミスも起こる/がん細胞はなぜふえ続けるのか?/死なない生き物?「プラナリア」/細胞と生物の進化/メラニン色素/細胞内のリサイクルのしくみ「オートファジー」

 ■ここに注目! テロメアは命の回数券か?/細菌は無限に分裂する/なぜ生物は死ぬのか?/細胞はおたがいを見分ける