[新訳]フランス革命の省察
発売日
2020年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90094-0

[新訳]フランス革命の省察
「保守主義の父」かく語りき

著者 エドマンド・バーク 著/佐藤健志 編訳
主な著作 (佐藤)『平和主義は貧困への道』(ベストセラーズ)
税込価格 1,276円(本体価格1,160円)
内容 行動する思想家として活躍した保守派の父・バークの代表作を新訳。フランス革命の真実が見えてくる。中野剛志氏の解説付き。



 変革栄えて、国滅ぶ。これは230年前に書かれた「現代日本の省察」だ!

 18世紀、自由と秩序のバランスを求めて、華麗な弁舌をふるったイギリスの政治家・文人エドマンド・バーク。保守主義のバイブルと呼ばれる代表作について、刊行当時のインパクトを甦らせるべく、最先端・最高峰の名訳で再構成。

 理想社会の建設を謳ったフランス革命は、以後のあらゆる変革の原型となった。だが高邁な理念は、凄惨な現実と背中合わせだった!

 「自由なら何でも良いのか?」「茶番を続ける国民議会」「すべてを変えるのは無能の証拠」「地方は没落、得するのは都市のみ」「『愛国』税制の浅ましさ」「この革命は、とんでもない疫病かもしれない」──三色旗の向こうに、混乱を重ねる日本の姿が見えてくる。

 文庫化にあたっては、話題の現代貨幣理論(MMT)とフランス革命との関連も詳しく解明、いっそう画期的な内容となった。気鋭の評論家・中野剛志氏による解説も必読。