後宮の薬師(くすし)
発売日
2021年03月04日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90109-1

後宮の薬師(くすし)
平安なぞとき診療日記

著者 小田菜摘著 《作家》
主な著作 『平安あや解き草紙』(集英社オレンジ文庫)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 父から医術を学んだ一人の娘が、薬師として後宮へ。権力闘争に明け暮れる宮廷で起こる怪事件に、果敢に挑む! 平安お仕事ミステリー。



 百花繚乱の後宮で怪事件が――。

 大陸から海を渡ってきた父に医術を学んだ娘・安瑞蓮【あん・すいれん】は、腕を見込まれて博多から上京。陰謀渦巻く都の後宮で、御簾【みす】の向こうの姫や女房達の身体や心の治療にあたるうち、奇っ怪な事件に巻き込まれていく。

 呪詛をしたのはいったい誰なのか。次の東宮になる思いがけない人物とは。

 瑞蓮と共に働くのは、若き医官の和気樹雨【わけの・きう】、ベテラン医官の石上崇高【いそかみの・むねたか】、それに加え、陰陽寮の学生・安倍晴明も現われて……。

 様々な噂が飛び交うなか、若き女医(薬師)が医学の知識を駆使して事件の解明に果敢に挑む、平安ミステリー。

 「平安あや解き草紙」シリーズが人気の著者による、女医を主人公にした「お仕事小説」。文庫書き下ろし。