人名事典

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陳 舜臣

(ちん・しゅんしん)
 1924年神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語科卒業。61年『枯草の根』で第7回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。67年、三千余枚の長篇(3部作)『阿片戦争』を書き下ろし、中国歴史小説の豊かな結実と称讃される。69年、『青玉獅子香炉』で第60回直木賞を受賞し、作家としての地位を不動のものとする。今日まで40年にわたり精力的に執筆活動を続け、次々と名作を発表し文壇の各賞を受賞する。歴史文学を通じ日本文化に大きな貢献をしてきた。現在、日本芸術院会員。

 著書には、『中国の歴史』(全7巻/講談社文庫)、『諸葛孔明』(全2巻/中公文庫)、『桃源郷』(集英社)など多数。『陳舜臣中国ライブラリー』(全30巻/集英社)などがある。

(データ作成:2002年)