人名事典

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春日武彦

(かすが・たけひこ)
 1951年、京都生まれ。精神科医。日本医科大学卒業。産婦人科医として6年間勤務した後、障害児を生んだ母親への精神的フォローをひとつのきっかけとして、精神科医に。都立中部精神保険福祉センターに勤務。地域の精神保険活動をテーマとし、精神障害者の社会復帰援助を行っている。

 著書に『ノイローゼ・うつ病・心身症』(テンタクルズ)、『コンサルテーション・リエゾン精神医学』(共著、金原書店)、『心に配慮する看護』(共著、星和書店)、『精神症状へのアプローチ』(共編著、南山堂)、『ロマンティックな狂気は存在するか』(大和書房)、『私はなぜ狂わずにいるのか』(大和書房)、『心の闇に魔物は棲むか』(大和書房)ほか。大和書房から出ている一連のシリーズで「狂気」という一般人から遠くて近い世界を、精神科医の目で鋭く、しかも明解に解説しながら実状を描き、注目を浴びた。

(データ作成:1997年)