発売日
2001年6月9日
税込価格
649円
(本体価格590円)

Voice 2001年7月

小泉純一郎論

水景は人の心を癒す自然の遊楽装置である
江戸・明治 浮世の娯しみ(文月)
坂崎重盛
p11
南本牧ふ頭
豊かさの舞台裏を覗く⑦
河野鉄平
p21
韓国のメディアアート
マイ・ベスト・ショット⑲
上田雄三
p15
松居慶子(ジャズピアニスト)
平成の麒麟
撮影・北島敬三/文・工藤由美
p27
憧れの「大リーグ」
写真抄⑲
平野啓一郎
p32
「匿名」の恐怖
巻頭の言葉
柳田邦男
p35
野田聖子に土下座するか
時代の先を読む(国内政治)
早坂茂三
p38
「構造改革」の真の意味
時代の先を読む(経済産業)
竹内靖雄
p40
狭山池博物館に見る歴史の地層
時代の先を読む(文化芸術)
浅田 彰
p42
首都高が撤去される日
時代の先を読む(不易流行)
藤岡和賀夫
p44
「空気の政権」の寿命
特集・小泉純一郎論
早坂茂三<対談>平河敦
p46
日本が立ち直る最後の機会
特集・小泉純一郎論
小林良彰
p60
森喜朗と小泉純一郎
特集・小泉純一郎論
中村慶一郎
p68
政界大再編の幕を開け
特集・小泉純一郎論
中西輝政
p76
井伊直弼に似ていないか
特集・小泉純一郎論
大前研一
p86
内にも外にも政治を開く時代
特集・小泉純一郎論
呉 善花
p90
五五年体制を倒した鬼っ子
特集・小泉純一郎論
梶原一明
p94
すでに大役を成し遂げた
特集・小泉純一郎論
上坂冬子
p98
国際会議が楽しみである
特集・小泉純一郎論
金 美齢
p100
田中眞紀子は爆弾だ
特集・小泉純一郎論
田原総一朗
p102
自民党近代化の第一歩
特集・小泉純一郎論
長谷川慶太郎
p106
改革には民主党も協力する
特集・小泉純一郎論
松沢成文
p108
堂々と靖国神社に参拝せよ
特集・小泉純一郎論
渡部昇一
p112
金縛りが解けた集団的自衛権
小泉内閣の「統一見解」は誤魔化し時代からの離脱だ
佐瀬昌盛
p118
対露交渉はこう進めよ
元駐ロシア大使が語る北方領土問題解決への処方箋
枝村純郎
p129
三波春夫さんは二人いた
「国民的歌手」として「博学の論客」として生きた理由
永 六輔
p140
日韓は歴史観を共有できる
二十一世紀こそ「一つのアジア」を実現する努力を
土居征夫
p148
小泉首相に贈る経済再生策
「守りの改革」と「攻めの改革」を同時に進めるべきだ
伊藤達也
p158
独立行政委員会を設置せよ
えひめ丸事故を風化させず危機管理力強化のために
武正公一
p168
オペラの経済学
メトロポリタン歌劇場に学ぶ非営利団体自立への道
桐山秀樹
p178
「敗北のあと」の章
遠い島ガダルカナル<第一回>
半藤一利
p186
不良債権の本質と影響
知価社会の探究<第5回>
堺屋太一
p202
十三坪の書庫をもつ
本は私にすべてのことを教えてくれた<第6回>
谷沢永一
p214
消費者主権をかざす「恐るべき子供たち」
21世紀の経済学 12の呪縛を解く<第6回>
西部 邁
p220
金融恐慌(昭和2年、十五銀行の破綻が創業以来の危機を招く)
滴みちる刻きたれば 松下幸之助と日本資本主義の精神<第2部第7回>
福田和也
p228
吉田茂の登場(主義とは無縁の常識的な人物が偉大な業績を残した)
占領の時代<第6章>
岡崎久彦
p242
スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』
ベストセラー最前線
井尻千男
p267
『日本語を書く部屋』
この著者に会いたい
リービ英雄/聞き手・淵澤 進
p270
「中央公論」編集部編『論争・中流崩壊』
今月の新書
_ 秀実
p274

ワンポイント書評

p276

Voice掲示板

p278

ボイス往来

p294
谷崎潤一郎の墓(―骨はいまもカタカタと音をたてているのではないか―)
悲しみの精神史<第19回>
山折哲雄
p280
現代版 巡礼の旅
私日記<第19回>
曽野綾子
p286
御曹司
巻末御免(199)
谷沢永一
p298

Voice

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。