書籍

- 発売日
- 2005年04月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-64214-7
企業倫理とは何か
石田梅岩に学ぶCSRの精神
著者 | 平田雅彦著 《産能大学教授、元松下電器副社長》 |
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主な著作 | 『二人の師匠―松下幸之助と高橋荒太郎』(東洋経済新報社) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 「正しい金儲け」とは何か。江戸の商人・石田梅岩が著した『都鄙問答』を読み解き、現代に通じる企業の社会的責任(CSR)を考える。 |
あらゆる業界の不祥事が明るみにされ、企業の社会的責任(CSR)を問う声が高まっている。コンプライアンスやステーク・ホルダーといった言葉も急速に浸透し始めた。しかし、欧米流の経営を学ぶ前に、日本独自の「商人道」を見直すべきではないか。江戸中期に確立した石田梅岩の「心学」にこそCSRの原型があるのだ。「お客様満足」「利益の正当性」「倹約と正直」「持続可能性」……。本書では、梅岩の著『都雛問答』『斉家論』をひもとき、「資本の論理」と「倫理」のバランスを諄々と説く。
もとは農家の出であった梅岩は、十一歳で奉公に出るも長続きせず、二十三歳で再び商家に入る。やがて番頭格に出世し、四十四歳ではじめて商人道の講座を開いた。それは、梅岩が問い、門人が答えるというゼミナール形式であった。その後、講座は全国に広がり、商人たちの倫理観を確立したという。梅岩の思想を知ることにより、喪われていた企業倫理観が取り戻せる好著である。
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