お子様ってやつは
発売日
1998年06月01日
判 型
文庫
ISBN
978-4-569-57161-4

爆笑育児エッセイ&マンガ
お子様ってやつは

著者 田島みるく文・絵 《漫画家、エッセイスト》
主な著作 「出産」ってやつは』(PHP研究所)
税込価格 503円(本体価格457円)
内容 親の使命は、わが子をサルから人間にしてやること。悪ガキ育ての醍醐味から、公園ママ批判まで、育児の悩みが笑って吹き飛ぶエッセイ。



 最近、やたらと地震が多い。大地震が東京を襲うと言われ続けて久しいが、来たる世紀末へ向けての序曲なのか、小さな揺れが起こるたび「いよいよ来るか」と、どこかで腹をくくっている感のある東京人である。また、中年離婚、女子高生売春、若い男性の間での美容ブームなども、世紀末現象と呼ぶにふさわしい事象かもしれない。これらの背景にあるのは、自由とたくましさを身につけた女性たちの姿だ。わが子と同じキティちゃんグッズを楽しむママたちは、良くも悪くも一世代前の母親たちが持ちえなかった爛漫さがある。本書は、そんな若きママたちに読んでほしい子育て応援エッセイ。ビービーと泣き叫び、一秒後の行動すら予測不可能、ウ○チまみれの生後数年間は、誰しも一度は産んだことを後悔するもの。しかし、そんな戸惑いや不安が、いつの日か果てしない喜びに変わる日が来るのだと体験者である著者が語る。おなじみの筆致に爆笑しつつ悩みも吹き飛びます。