丹羽長秀
発売日
1999年03月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57250-5

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丹羽長秀
信長と秀吉を補佐した「信義」の武将

著者 菊池道人著 《作家》
税込価格 755円(本体価格686円)
内容 謀略が渦巻く下剋上の世。主君・信長に忠を尽くし、その亡き後も、信長を継いだ秀吉を補佐した、「信義」に厚い武将の生涯を描く。



 下剋上の世、武将なら誰でもが、彼我の動静をかんがみながら、隙あらば天下をねらっていた時代……そんな中に一人、「人間としての信義」を自らの心の軸に据えて生きようとしている男がいた。本書の主人公、丹羽長秀である。織田信長の四天王の一人として、羽柴秀吉、柴田勝家、佐久間信盛らとともに、多くの武勲を立てながらも、天下への野望などは、寸刻も抱かず、淡々と臣下として、“頼れる男”であり続け、かえってそのことによって人望が高かった。やがて信長は、本能寺に消え、秀吉の天下となれば、秀吉に忠誠を尽くしながらも、織田家の子孫たちのために、努力する。秀吉が次第におごり高ぶり、織田家への恩を忘れたようにふるまえば、長秀は、自らの死をもって、その誤りを訴えるという風に、信義一徹を貫き通した人生であった。上司にとっては最も部下にしてみたい男の生涯をたどりながら、自らの利を超越した生き方の美しさを訴える、長編歴史小説。