書籍

- 発売日
- 1999年10月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57328-1
徳川秀忠
徳川政権の礎を築いた男
著者 | 百瀬明治著 《作家》 |
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主な著作 | 『「軍師」の研究』(PHP研究所) |
税込価格 | 681円(本体価格619円) |
内容 | 創業の家康、守成の家光。その中間にあった秀忠の役割とは。初代から三代へのレールを引き、不動の体制を築いた二代将軍の生涯を描く。 |
徳川260年を語るとき、よく「創業の家康、守成の家光」という表現が用いられる。この二人の間に挟まれて、なぜか凡庸な印象がついてまわる損な役どころ、それが二代将軍秀忠のイメージである。しかし、ほんとうに秀忠は律儀と実直さだけが取り柄の、凡庸な二代目であったのだろうか。 本書は、そんな秀忠のイメージを一つ一つ事跡を追いつつ検証し、秀忠の再評価を試みた評伝である。 上田城の攻防戦における若き秀忠の姿を描くことから始まる本書を読み進むうちに、従来の通念は徐々にくつがえされていく。たしかに若き時代、そして家康が将軍職を譲った大御所時代の秀忠には、律儀と実直さが色濃く現れている。が、果敢な改易と粛清、迷いのない禁教令の発布など、家康亡き後の秀忠には、むしろその遺志を受け継ぎ将軍職を見事に全うした、有能な二代目としての印象が残るのである。 従来の通念をくつがえし、秀忠の新たな側面を浮かび上がらせる力作。
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