書籍

- 発売日
- 2000年05月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57398-4
福島正則
秀吉天下取りの一番槍
著者 | 高橋和島著 《作家》 |
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主な著作 | 『朱帆』『怒帆』(以上小学館文庫) |
税込価格 | 649円(本体価格590円) |
内容 | “賤ケ岳七本槍”の一人として秀吉に可愛がられ、関ケ原では東軍の先鋒をつとめて家康にも信頼された闘将の、誇り高き生き方を描く。 |
「賤ケ岳七本槍」の筆頭として知られる福島正則の、少年時代から大大名に成長していく様を、若き日を中心に活写する長編歴史小説である。
侍になることを夢見る桶大工の倅・市松は、ひょんなことから織田家の奉公人・福島市兵衛の養子となり、木下藤吉郎時代の秀吉に仕えることになる。やがて、本能寺の変で信長が斃れ、秀吉の大躍進が始まる。何とか手柄をたて、秀吉に認められたい市松は、賤ケ岳の合戦で見事、真っ先に兜首をあげ、一躍五千石の部将に取り立てられるのである。以後、己の腕一本で出世街道を歩み、関ケ原の合戦では東軍の先鋒を務めて五十石の大名に上りつめるのである。
著者は、正則を世渡りの上手くない誇り高き男と評する。不器用ながら、愚直なまでに信義を貫き、決して権力におもねることのない正則の生きざまは、何かとモラル低下が取り沙汰される現代社会において、日本人としての本来の生き方を再考させてくれる一著である。
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