書籍

- 発売日
- 2000年12月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57486-8
日蓮
法華一乗に生きた孤高の傑僧
著者 | 高野 澄著 《作家》 |
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主な著作 | 『井伊直政』(PHP研究所) |
税込価格 | 755円(本体価格686円) |
内容 | 鎌倉時代中期、独自の激しい宗教活動を展開し、現代においても多くの信者を持つ傑僧・日蓮。その波瀾万丈の生涯を描く長編伝記小説。 |
日蓮宗の開祖として現代にも大きな影響力をもつ僧・日蓮。彼が出現するまで、仏教はこの世に対する解釈の一つにすぎなかった。日蓮が、「法華一乗」の立場をとなえたあとから、仏教は、この世の解釈ではなく、この世の構成原理になったのである。この世の構成原理が言語によって表現されたもの、それが「法華経」であると彼は考えた。つまり、「法華経」に対して、不二、最高の価値を与えたのである。このことによって、「法華経」の存在の意味が劇的な変化を遂げ、それにつれて、仏教そのものが、新しい光を与えられることになった。日蓮は、仏教の「激しい改革者であり、開拓者」だったのである。本書では、仏教を考える上で非常に重要な位置をしめる、この傑僧の孤高の生涯を、その生い立ちから終焉まで、わかりやすい文体と、親しみやすい語り口で、ドラマティックに描き上げる。仏教に関心のある人のみならず、日本史、日本思想史に関わる人にもお勧めの一冊である。
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